ネットバンキング 不正に現金引き出される被害 山梨県で急増 – NHK 山梨県のニュース

「口座が止められる」というメールの受信をきっかけにインターネットバンキングのパスワードなどを盗まれ、口座から現金が不正に引き出される被害が県内で急増していることが警察への取材で分かりました。

05月24日 07時05分

今月16日、県内に住むインターネットバンキングの利用者のスマートフォンに「政府の施策により対応しないと口座が止められる」という内容のメールが届き、ふだん使う金融機関名が表示された偽のサイトに誘導されたということです。
偽のサイトで求めてきたIDやパスワードを入力したところ、口座から41万円が不正に引き出され、警察は不正アクセス禁止法違反などの疑いで捜査を進めています。
警察のまとめによりますと、県内では同様の被害がことしに入り先月末までに7件起きていて、被害金額はあわせて1457万円に上るということです。
すでに、去年確認された被害金額の4倍を超え、被害の大半が先月に集中し、急増する傾向がみられるとしています。
警察は金融機関を名乗りスマートフォンに送られてきたショートメッセージのURLにアクセスしないことや、インターネットバンキングへのログインを知らせる通知機能を有効にするなど、被害を防ぐ対策を進めるよう警戒を呼びかけています。

ネットバンキング 不正に現金引き出される被害 山梨県で急増