2023年5月16日 11:30 (2023年5月16日 16:58更新)
北朝鮮ハッキング、知人装う偽メールで侵入 日本に照準
北朝鮮がハッキングで日本の暗号資産(仮想通貨)事業者を標的にしていることが、日本経済新聞と英エリプティック社の共同分析で判明した。2017年以降の被害額は約980億円で、世界全体の3割を占めていた。知人などを装ってメールを送り付ける手口で、市場拡大に期待する事業者の心理的な隙を突こうとしている。新しい分散型金融の仕組みも狙われており、政府による対策の後押しが欠かせない。