技術系スタートアップの世界では、著名人も有名人も同様に、迅速なバージョンアップ、現場で即座におこなわれる製品テストや、失敗を繰り返すことなどの価値を自慢します。しかし、北朝鮮国家に支援されたAPT(Advanced Persistent Threat: 高度標的型攻撃グループ)であるTA444も、この技術系スタートアップにおける成功法則に従っていることが分かりました。TA444は、APT38、Bluenoroff、BlackAlicanto、Stardust Chollima、COPERNICIUMとして報告された活動と重複しており、おそらく北朝鮮政府に収益をもたらすことを任務としています。この攻撃グループのタスクは、歴史的に銀行を標的とし、最終的に「隠者王国 (the Hermit Kingdom)」(17〜19世紀の朝鮮に付けられたあだ名)または海外のハンドラーに現金を流すことを目的としています。最近では、TA444は技術系スタートアップ企業と同じように暗号通貨に目を向けています。TA444のオフィスに卓球台やIPAのビールサーバーがあるかどうかはわかりませんが、TA444はドルへの傾倒と研磨という点でスタートアップ文化を反映していると言えるでしょう。
北朝鮮APT「TA444」の資金獲得を目指すスタートアップ気質 | Proofpoint JP


