カスペルスキーのグローバル調査チーム、GReATは、長年APT(持続的標的型)攻撃グループの一つ「Lazarus (ラザルス)」を研究しています。このグループは主に、金銭窃取やデータ破壊を目的、サイバー諜報活動や業務妨害攻撃を行う特に悪質な集団で、2009年から活動していることがわかっています。被害は主に、韓国、日本、インド、中国、ブラジル、ロシア、トルコなどです。彼らが使用するマルウェアの実行ファイルサンプルのうち3分の2に韓国語(朝鮮語)話者の要素、グリニッジ標準時+8~9時間のタイムゾーンにおける就業時間中にプログラムがコンパイルされる、など複数の特徴があります。2022年10月、金融庁と警察庁、内閣サイバーセキュリティセンターは、Lazarusが日本などの暗号資産関連事業者などを標的として活動しているという、注意喚起の文書を公表しています。
サイバー攻撃グループLazarus 2022年の活動状況 Q&A | カスペルスキー公式ブログ (kaspersky.co.jp)


