本記事では,IoT機器を攻撃対象とするDDoS ボットへの感染活動のうち,韓国の FocusH&S が製造する防犯カメラ用デジタルビデオレコーダー(以下DVR)を狙った攻撃の観測結果を紹介します.FocusH&S 社は DVR の製造を行う韓国の企業です. 本調査では,国内販売代理店の一つであるユニモテクノロジー株式会社から販売されていた機器およびファームウェア(Ver.2.0.19.1)を用いて脆弱性の調査や実機に対する攻撃観測を行いました.マルウェアに悪用された当該機器の脆弱性 (CVE-2022-35733) はすでに修正済みで,販売元であるユニモテクノロジー株式会社からも脆弱性情報1と修正済みファームウェア2が公開されています.当該機器のユーザは速やかにファームウェアアップデートを適用してください.
DVR 機器への感染を狙う攻撃の観測 – NICTER Blog


