メールの送り間違いなどで個人情報を流出させる事案が和歌山県庁で相次いでいる問題で、仁坂吉伸知事は17日、「トップとして県民におわびする」と謝罪した。
https://www.asahi.com/articles/ASQBK74BSQBKPXLB001.html
県によると、今年度に個人情報が漏れた事案は12日現在で15件(494人分)。2021年度の14件をすでに上回り、記録が残る13年度以降では最多となっている。
15件の内訳は、メールアドレス設定・送信のミスが8件、郵送・ファクス送信ミス3件、公文書の紛失2件、ホームページの掲載ミス1件、コンピューターウイルス感染1件。発生した月別では、5月に1件、6月と7月は各2件、8月3件、9月5件、10月2件。9月以降、件数が急増している。
メールによる8件は、いずれもアドレスが他の受信者に見えないBCC欄ではなく、ほかの受信者に見えるTO欄などを使用したケースだった。今月8日に公表された事案では、県海草振興局が土木業者対象の講習会参加予定者131人に対し、9月30日から10月7日にかけて案内・確認のメールを計6回送信した際、BCC欄を使わなかったため、131人全員がすべてのメールアドレスを知ることになった。


