Zscalerは10月14日(米国時間)、「Technical Analysis of Windows CLFS Zero-Day Vulnerability CVE-2022-37969 – Part 1: Root Cause Analysis」において、Windows共通ログファイルシステム(CLFS: Common Log File System)ドライバに存在した特権昇格の脆弱性に関する詳細な分析結果を伝えた。
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20221017-2482294/
2022年9月にこのゼロディ脆弱性が確認されており、Microsoftに報告されている。また、この脆弱性を修正するセキュリティパッチはすでに公開されている(参考「Windowsのゼロデイ脆弱性修正するセキュリティパッチが公開、Windows 7も対象 | TECH+(テックプラス)」)。
Windows共通ログファイルシステムは、高パフォーマンスのトランザクションログを構築するためにカーネルモードおよびユーザモードの両方で動作するアプリケーションに使用されている汎用ログサブシステムで、「CLFS.sys」ドライバで実装されている。このドライバに特権昇格のゼロディ脆弱性「CVE-2022-37969」があり、悪用に成功した攻撃者はSYSTEM権限を獲得する可能性があるとされている。


