セキュアワークスは、拡張型の脅威検知および対応(XDR)プラットフォーム「Taegis」を日本市場で提供すると発表した。主力のセキュリティ監視センター(SOC)によるマネージドセキュリティサービス(MSS)やセキュリティコンサルティングサービスと並ぶソリューションに位置付ける。Taegis発表に合せて来日した米SecureWorks社長兼最高経営責任者(CEO)のWendy K. Thomas氏に、セキュリティ市場の動向や同社の経営戦略を聞いた。
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XDRは、IT環境に侵入するサイバー攻撃などの脅威を網羅的に監視し、脅威の検知とその対応を行うソリューションになる。これまで監視対象をPCやサーバーなどのエンドポイントを中心とする「EDR」やネットワーク環境を中心とする「NDR」が市場に提供されているが、脅威はさまざまな部分から到来するため、現在ではセキュリティベンダー各社がEDRやNDRを含めたXDRにソリューションを進化させる動きを見せる。
同社は、今回のTaegisを海外市場より3年ほど遅れて日本市場に展開する。Thomas氏は、「グローバルでは早期に投入したが、これは試行的なもので、顧客のフィードバックを重ねて開発を進めてきた。日本市場では成熟度を高めて投入し、日本のお客さまやパートナーにきちんとした形でご提供する体制を確立した上での展開になる」と話す。


