厚生労働省は15日、指定難病患者延べ5640人分の氏名や生年月日、住所などの個人情報が流出したと発表した。これらのデータを誤って大学や研究機関に提供していた。データはすべて回収し、現時点で研究者以外への流出は確認していないという。 厚労省によると、データは研究者から研究目的として申請を受け、6月27日に研究機関など7施設に提供した。そのうち5施設に提供した分に指定難病(IgA腎症と一次性膜性増殖性糸球体腎炎)の患者の個人情報が含まれていた。今月5日に研究者の一人から指摘を受けて発覚した。本来は個人情報の記載部分は削除し、診断書など病気に関する部分のみを抽出して提供するルールだったが、委託機関が削除をし忘れていたという。このファイルを閲覧したのは研究者6人だったという。 難病患者5600人分の個人情報流出 厚労省が研究機関に誤って提供:朝日新聞デジタル (asahi.com)


