船橋市

この度、船橋市電子申請システム(「船橋市オンライン申請・届出サービス」)のヘルプデスクの運営業務に当たり、以下のとおりメール情報が流出し、不審メールが発信されるという事案が発生しました。
1 事案の概要
 船橋市電子申請システムを運営する受託事業者(株式会社NTTデータ関西)のヘルプデスクで使用しているパソコン8台のうち、1台がマルウェア(Emotet(エモテット))に感染し、当該パソコンに保存されていた過去に送受信したメール情報が流出したことにより、ヘルプデスクを装った第三者からの不審なメールが発信されているもの。

2 流出した可能性のある情報等
令和4年3月10日から6月8日までにヘルプデスクにお問い合わせいただいたメール情報。
総数
18件(17人分)※
流出情報
メールアドレス、メール本文
※当該受託事業者の電子申請システムは、全国で約800の自治体が利用しているクラウドサービスであり、全国で2,312件の流出が発生し、うち船橋市電子申請システム関係で18件(17人分)のメール情報が流出したもの

3 現時点で判明している不審メールの件数
電子申請システムを利用している団体のうち、8団体の名前をかたり、10件の不審メールが確認されており、うち船橋市電子申請システム関係では1件の不審メールを確認。
【不審メールの一例】
件  名:RE:(過去にやり取りしたメールの件名)
差 出 人:第三者のメールアドレス(表記は電子申請システムヘルプデスク)
    ( 正 ) @s-kantan.jp < @s-kantan.jp>
    (不正)* @s-kantan.jp
添付ファイル:zipファイルが添付されていることが多い。

4 事案の経緯
日付
状況
5月20日
ヘルプデスクに届いた不審メールを申請者からの問合せと誤認し、添付ファイルを実行し、マルウェアに感染。なお、この時点ではアンチウイルスソフトにより検知されず。
6月6日
ヘルプデスクアドレスをかたった不審メール1件の申告を受託事業者が受領。以降、複数の利用団体から不審メールの申告を受託事業者が受領。
6月8日
受託事業者がアンチウイルスソフトによりマルウェアを無害化。
6月23日
受託事業者の業務パソコン1台が過去にマルウェア感染していた痕跡を検出し、5月20日に感染したことが判明。
6月29日
受託事業者の当該パソコンから情報流出したメール(2,312件)を特定。
6月30日
17時
受託事業者より情報流出したメールに船橋市の情報も含まれる旨を受電。
7月1日
11時20分~12時00分 
受託事業者より詳細説明(Web会議)。18件(17人分)のメールアドレス及びメール本文の流出があった旨、報告を受ける。

5 対応
・メール情報の流出があった方に対し不審なメールを開かないこと等の注意喚起を行うとともに、謝罪を行ってまいります。
・受託事業者に再発防止策を講ずるよう求めてまいります。
・本事案を装った新たな不審メールが送信されることも想定されることから、市民に対し広く不審なメールを開かないこと等の注意喚起を行ってまいります。

https://www.city.funabashi.lg.jp/kurashi/osirase/p106476.html